大阪市では、区長がそれぞれの地域・区の特性や実情に応じた特色がある区政が運営できるようにするため、区長が決定できる権限がある事業に関しては、裁量の余地のないもの以外、一定額を財源枠(財布)としてそれぞれの区ごとに配分しています。
そして、いくつかの区による調整も必要に応じて区長が行いながら、予算を編成するようにしています。
大阪市の区長の権限による事務的でない予算編成の仕組みとは?
ここでは、大阪市の区長の権限による事務的でない予算編成の仕組みについてご紹介します。
従来の仕組みは、区役所予算の区役所で行う事業や区役所が所管している施設の維持管理経費などにプラスして、区ごとに事業・施策にかかるそれぞれの局区関連事業予算をそれぞれの局(室)が配分する、24区画一的な事務的な縦割りの予算でした。
新しい仕組みは、24区画一的な縦割りの予算を止めて、一つにまとめて基礎自治に関する事業・施策の実施にかかる予算として、これを客観的な指標の道路面積や人口、公園面積などの基準財政需要額的な考え方をベースにして予算を算出します。
予算の配分は、事業費でなく、財源枠(財布)になります。
それぞれの区長の管理のもと、地域の実情や区の特性に応じた新しい事業の企画や既存事業の再構築、見直しを行うことによって、総合的な24色の施策を展開するための予算を編成します。
大阪市の区長の権限による自治体の区の予算(案)概要とは?
ここでは、北区の令和2年度の予算(案)概要についてご紹介します。
一人ひとりの区民が輝く北区の実現を目指して、豊かな自治体づくりを地域とともに推進しながら、「子育て・学習活動の支援」「防災対策」に取り組み、豊かな資源である北区の人・モノ・コトの魅力を広く発信します。
北区では、人口が多くなると同時に住民同士の繋がりが薄くなっているので、コミュニティを形成するために、災害に備えた防災活動をマンションにアプローチして支援します。
早期に地域の住民の生活課題を見つけて解決するため、コミュニティソーシャルワーカー・地域福祉コーディネーター・スクールソーシャルワーカーの配置を強くし、地域や関係機関が連携して支援します。
子育てしている親が孤立しないように、ストレスや育児不安を少なくし、子育てを安心してできるように、繋がりが保護者同士で生まれるようないろいろなプログラムを行います。
豊かな児童・生徒の人間性を育み、豊かな創造性がある人材を育てるため、上方落語や能楽の鑑賞など豊かな北区の地域資源を活用した教育環境を充実します。
まとめ
大阪市では、区長がそれぞれの地域・区の特性や実情に応じた特色がある区政が運営できるようにするため、区長が決定できる権限がある事業に関しては、一定額を財源枠(財布)としてそれぞれの区ごとに配分し、予算を編成するようにしています。
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