初めての出産や、身近に育児をサポートしてくれる家族がいない場合、子育てのことで不安だったり、トラブルに悩んだりすることが多いですね。
大阪市では、こうした妊娠や出産にかかる父母の不安や負担を減らすために、産婦人科や助産所と連携して「産後ケア事業」を行なっています。
今回は、大阪市が行う産後ケア・ケアセンターについてご紹介していきます。
大阪市が行う産後ケアとは?

最近では、高齢での出産傾向が多いことやシングルマザーの増加に伴って、親や地域から育児補助を受ける割合が少なく、妊娠・出産・子育てにかかる親の負担が増えてきています。
そこで大阪市は出産した直後に支援を必要とする場合に、宿泊ができる施設と施設に通いながらサポートをしてもらえる、産後ケア事業を実施しています。
母親の身体と精神面のケアや赤ちゃんの育児サポート、様々なトラブルを解決し、産後も安心して子育てができる支援体制を目指すサービスです。
ケアセンターなどの大阪市と委託契約している施設で、専門の知識を持った助産師などから心身のケアや育児補助を受けることができます。
大阪市の産後ケアの内容とは?
各種ケアセンター施設にて、助産師や保健師・看護師などの専門知識をもつスタッフから、ショートステイやデイケアを通して、以下のようなサポートが受けられます。
●母親への身体のケア
母親の体調ケアや育児生活のアドバイス、乳房ケアやトラブルについての相談、授乳方法の指導
●育児サポート
沐浴や赤ちゃんのスキンケアなどの育児指導、発育・発達に関する相談
出産した病院のような入院とは異なるので、赤ちゃんのお世話など身の回りのことはできる限り自分で行う必要はありますが、専門スタッフに気軽に相談できたり補助してくれたりする人が身近にいる安心感がありますね。
大阪市の産後ケアの利用場所・方法とは?

産婦人科や助産所など、産後ケアのケアセンター施設は大阪市内に全22箇所あります。
各施設に直接申し込みや問い合わせはできないので、まずは近くの保健福祉センターに問い合わせしてみましょう。
対象者は、大阪市内に住んでいる生後1ヶ月未満の赤ちゃんとその母親です。
申し込み後に、「体調・育児不安がある」「家族から育児支援が受けられない」「母子ともに健康である」などの条件を満たしているか、審査を受ける必要があります。
ショートステイかデイケアの2種類があり、どちらも食事付きで午前10時〜午後7時まで、最大7日間利用できます。
問い合わせ先の保健福祉センターは、大阪市内の各地域にありますので、詳しくは市のHPで確認してみましょう。
まとめ
大阪市内に住んでいて産後1ヶ月以内の母親は、育児不安や育児補助などをサポートしてくれる「産後ケア」を利用できる場合があります。
育児不安や周りにサポートしてくれる家族がいない場合には、まずは気軽に施設に相談してみましょう。
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